17日から公開の映画「シン・仮面ライダー」を見に行ってきました。

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感想は一言で言うとやはり「庵野秀明の仮面ライダー」ですね。
初代の仮面ライダーをリアルタイムで見ている世代なら見に行って損はないとは思いますが、出来としては今回も「シン・ゴジラ」は超えられなかったかなと思いました。


以下、若干のネタバレを含みますので、見る前には一切の情報を入れたくないという人は飛ばしてください。


----ネタバレあり ここから----

内容はかなり漫画版からの流用が多かったと思います。本郷猛が死んでしまうとか、死んだ本郷の意思が一文字ライダーに伝わるとかいうのは(細かい部分は異なるものの)漫画版の要素ですね。
とはいえ、キャラクターの役割は大きく変わっている所もあって、緑川ルリ子などは漫画版ともテレビ版とも異なった設定のキャラクターになってます。
また、どう見てもロボット刑事の「K」というキャラクターが出てきたり、蝶オーグっていうのはイナズマンなんじゃないのかという、別の石ノ森作品のキャラクターに似たのが出てきたりもします。ルリ子の兄の「イチロー」という名前はキカイダー01からきてるのかもしれません。この辺りはヤンジャンに連載している『真の安らぎはこの世になく−シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE』というのを読んでいればわかるのかもしれません。
ラストに出てくる一文字ライダーのマスクやコスチュームが新1号のデザインだったり、サイクロン号も新サイクロン号(名前は「シン・サイクロン号」らしい)のデザインになってたり、往年の仮面ライダーファンには楽しめる要素も多いです。エンドロールでは子門真人の「レッツゴー!! ライダーキック」など3曲が流れますしね。個人的には一文字隼人の「お見せしよう」ってセリフが出てきたのが良かったです(^^)。
ちなみにマスクのデザインは出渕さんらしいです。Firstのデザインもやってましたが、Firstの時よりもオリジナルの雰囲気を残したデザインになってますね。
キャストでは、シン・ゴジラに出ていた竹野内豊や市川実日子、シン・ウルトラマンに出ていた斎藤工や長澤まさみなど、もう庵野組と言ってもいいようなキャストが登場します。
竹野内豊と斎藤工の役名が立花と滝というのはいらなかったような気もしますけどね。
まだショッカーそのものを倒したわけではなく、続きも作れそうな終わり方になっていますから、「シン・仮面ライダーV3」なんてのも作れなくはなさそうです。ただ、庵野監督にV3への思い入れがそんなにあるのかどうか判りませんし、可能性としてはほぼ無さそうではありますね。

相変わらずというか、やはり一度ではいろいろ見落としている所もあると思われるので、もう1回見に行きたいという気もしますが、円盤が発売されるまで待って、円盤でじっくり見るのもいいかなという気はします。

----ネタバレあり ここまで----


客層は仮面ライダー1号をリアルタイムで見ていた世代が多いのかと思いましたが、もっと若い(20~30代くらい)の人も多かったですね。仮面ライダーというより、庵野秀明監督作品ということで見に来てたんでしょうけど。


入場者特典は「シン・仮面ライダーカード」でした。

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シン・仮面ライダースナックに付いてきたカードと同じフォーマットで、入場者特典用に新たに10種類作られたもののうち2枚が入っています。
何故かこの手の入場者特典でメインのキャラクターが出てくれないのですが、今回もハチオーグとコウモリオーグでしたww

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キャストの自筆サインが入った当たりカードもあるそうです。
また、劇場にてQRコードを読み込んで表示された画面を提示するとステッカーがもらえるということでもらってきました。

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絵はよく見たもので、特に変わったものではありませんでした。


【おまけ】
劇場ロビーには上映中や近日上映の映画ポスターがデジタルサイネージで並んでいます。
人気のある作品は、全部が同じ作品のポスターで埋められることも。

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やっぱりマリオは人気なんですね。
こんなのも出てました。

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うたプリも人気あるんですね。